絵で飯を食うということ=プロ
Webを観て周ってると、世の中には絵がうまい人がごまんといますね。
その中で、これを商売にして飯を食っていってる人はごく僅か。
逆に絵がうまくなくっても絵で飯を食べている人もいます。
定期的に絵を描く仕事が来るって言うことは、これだけ絵のうまい人がいると競争も激しいですよね。
高校時代「スタジオぬえ」の宮武一貴先生にインタビューする機会がありまして、「絵で飯を食うこと」に関してアドバイスをもらいました。
昔のことでうる覚えなんですが確か
「趣味を仕事にするということは趣味がなくなっちゃう」
「パトロンといっしょで、嫌な仕事でもやらなきゃならない」
とまぁそれなりの覚悟がいるというプロの立場からの厳しいご意見でした。
電機関連の専門書を扱うオーム出版という会社があります。有名な本として「トランジスタ技術」って月刊誌が発行されています。
今を去る事数年前、この本にうちの会社の中で、ペンネームを使って記事を書いている先輩がいました。
その先輩が編集長に「絵のうまいやつがいる」と推薦してくれて、なんと当時新しく季刊誌として発行する「トラ技オリジナル」にイラストを描く依頼が来たことがあったのです。(やった〜♪)
で打ち合わせに編集部に出かけて、編集長から言われたことは_
「デザイナーに“コンデンサーを描いてくれ”といっても彼らはモノがないと描けないんだよね、その点君ならそんなことをしなくてもすむから」
結局絵のうまいというのはあたりまえで、+α(自分だけのアイデンティティ)がないと仕事というものは来ないんだと悟りました。
逆に+α(自分だけのアイデンティティ)があれば、それは大きなアピールであって絵がうまくなくっても仕事は来るってことです。
そういえば、大学時代に月刊少年マガジン編集部に持ち込みに行ったときの担当してくれた編集者のお話で
「君のはちゃんとした絵柄があるよね。よく何かの漫画が流行ると、みんなそんな絵柄で送ってくるんだよね。」
「高橋留美子は2人いらないのに」
ということでアイデンティティを磨きましょう。
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