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iBookG3(DualUSB)をクロックアップ

「液晶部分を前側にちょっと動かしただけでバックライトが消える」という持病がジャンク扱いになったiBookG3(DualUSB)
その真意を追求すべく、バラしてどうなっているか確かめてみた。

■バラす
インターネットに上がってる分解写真を参考に、バラすのに必要なネジを虫の標本のように両面テープに貼って位置を書き込んでおく。
(これで最後に元に戻すのが簡単)

インターネットで分解写真を探しているときに、クロックアップの資料を見つけた。
(バックライトの件を調査する前に横道にそれるが)この資料を基に、クロックアップに挑戦してみる




iBookG3(500MHz)はCPU倍率が7.5倍になっていて上記システムクロックが66MHzだから_
  66MHzx7.5=495M≒500MHz
ということで500MHzとして売られている。これを踏まえて・・・・


■システムクロック66MHz→100MHz
iBookのシステムクロックが66MHzであるので、だめもとで100MHzにしてみた。CPUの倍率は7.5倍なので、100MHzx7.5=750MHzになったらもうけモンだぁ。
その結果・・・起動せず。
結論・・・システムクロックは66MHzでしか動かない。


■CPU倍率10倍
7.5倍の倍率を10倍にしてみた。
つまり66MHzx10=660MHzである。


その結果・・・起動はしたものの、本当に660MHzかどうかわからなかった。(上写真参照)何なんだろう166MHzって。


結論・・・使っていて、不安定なのであきらめる。



■CPU倍率8倍
今までのはかなり強引なことをしたので、無難に倍率を10倍の下の8倍にしてみた。
つまり66MHzx8=528MHzである。
その結果・・・さすがにコレぐらいのアップであれば安定して動作をした。

結論・・・この設定で今後使っていく。ただし、体感上まったく早くなった気がしない。(苦笑)


■肝心のバックライト
ジャンク扱いのiBook、液晶を動かすことでバックライトが消えてしまうのは最初「断線」を考えていたのであるが、そうではなかった。

手前にわずかに倒すと消えてしまうのであった。

iBookの液晶の開閉はノートPCによくある「本体側にメカスイッチがあって、フタを閉めることで押さえつけられ、感知する」方式かと思いきや、写真の磁気センサーがフタの開閉を検出してバックライトのON/OFFを行っていた。
つまり、本体側に磁石が埋め込まれていて、フタが近づくと磁力が強まりセンサーが感知してON/OFFしていたということだ。

しかし、直ぐに消えるということはこのセンサーが壊れてバカになっているようだ。
とりあえず一旦閉じて開けば直るのでこのままにしておく。


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