年末ジャンボ3億円~♪とTVから流れているが、そんなもんは所詮は他力本願。
億単位の稼ぎ、有馬記念ディープインパクトに全財産つぎ込むか?野球選手ぐらいでしか自分の力で生み出すことはできない?
そんなことはないんじゃないのだろうか。俺も興味津々の深夜のTV番組でした。
「アイデアの鍵貸します」(深夜番組:2006/11/25放送 CX系) |
江川達也先生
■「東京大学物語」 1500万部
- 印税・・・1冊500円x10%=50円
50円x1500万冊=7億5000万円
■「まじかる☆タルるートくん」 1200万部
■「BE FREE!」 560万部
なんだかんだでトータルすると、計16億円 |
- 「売れる漫画を描く秘訣(1)」 【作品ではなく商品】
売れる漫画家になるためには、自分の描きたい作品を描くのではなく、読者が求める作品を描くのが大事。
- 「売れる漫画を描く秘訣(2)」 【リサーチと分析】
江川先生は数学の教員免許を持っているのは有名で、「タルるートくん」連載中、少年ジャンプのアンケート調査結果を話ごとに分析していたのはこれまた有名な話。
この分析によって「読者の求めているもの=売れる作品」を見出した。
何の回が良くて、何の回が悪いかの差を求めると足りないものが見えてくる。
そこを物語の中心にすることで、充実した作品となる。
例えば少年ジャンプなら「友情」の部分が一番の人気が出ていた。<ここを押さえればよい
- 「売れる漫画を描く秘訣(3)」 【女の子】
売れる漫画を描くのに手っ取り早い方法で、男性誌向けの場合は
かわいい女の子を描く。
んではそのかわいい女の子を描くコツとは
[強調してもいい場所][強調してはいけない場所]を考えて描き分ける。
読者が見たいもの→強調(目・唇等)
読者が見たくないもの→省略
この強調と省略はストーリーにも使え、
非現実的な物語=あえてリアルに強調
日常を描いた物語=省略
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上記以外にも+αなことも必要。
それが、【読者を裏切る】
- これだけ漫画が氾濫していると、読者も見慣れたものになる。(流れを読む)
その流れを裏切る(=意外性)ことで、インパクトを与えてひきつけていく。
ただ、行き過ぎると読者が逆に引いてしまうので注意。
そこそこ裏切られるようなのがよい。
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【元アシスタント】
へ~っと感心してしまった。
- 「GTO」藤沢とおる先生
- 「逮捕しちゃうぞ」藤島康介先生
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コメント
mikaさん、コメントどーも。
やっぱり生活がかかっていると違いますよね。
読者のことなんか度外視して自分が描きたいものなら同人誌でいいわけですものね。
プロという肩書きならば、お客様からお金をいただくと言うことを考えるとやはり喜ばせなければならないわけで、こうゆう配慮は必要不可欠と思っていますよ。
しかし、これら秘訣を守っていても、キャラクターが立っていなかったら売れないと思います。
投稿: じむ | 2006/12/27 13:09
漫画の商業的価値がすごいことを考えると、
こういう分析も当然アリなんですねー。
漫画家さんには描きたいもの描いてほしいと思うのは甘いのかな? ^^;
昔、竹内まりやが「こうすれば売れるだろう」という
ノウハウどおりに作ってみたらほんとに売れました~と
話してたのを思い出しました。:)
投稿: mika | 2006/12/26 14:37