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(いまさらながら)玄箱でファイルサーバを作ってみる。(その2)

前回インストールしたDebianのバージョンは3.0。
これは別名“WOODY”というらしい。
そこからバージョンは→3.1(sarge)→4.0(etch)→5.0(lenny)と上がっているようだ。
(これらペットネームはトイ・ストーリーのキャラクタ名から命名しているのね。)


このままでもいいのだが、4.0(etch)ぐらいまでは簡単にUPできそうなのでやってみた。
ちなみにdebianでのバージョンアップの基本は
  1. debianでの/etc/aptフォルダーにある“sources.list“というファイルに
    バージョンアップのファイルがあるURLを記述する。
  2. コマンドを2回打つと上記URLからファイルを拾ってインストールしてくれる
    "# apt-get update"
    "# apt-get upgrade"
でバージョンアップが完了するようだ。
■まずは3.0(WOODY)→3.1(sarge)にしてみる。
  1. IPが192.168.0.100になったので、それでtelnetする。
    "telnet 192.168.0.100"
  2. 3.0ではIDとパスワードが"tmp-kun"になったので、それでログインする。
  3. スーパーユーザになる。
    "# su -"
    "# root"
  4. ソースリスト"/etc/apt/sources.list"を書換える。
    ところが、ネットで手に入れたURLデータはもう古く使えなかった。
    そりゃ2005年ぐらいに流行っていたときの記事だもんなぁ。
    ITの情報はあっという間に古くなるもんね。
    で他の情報を探していると、2ちゃんねるで以下の4行分のURLにあることを知った
    viエディターで記述して、アップデートデータファイルを書き換えた。
    "deb http://archive.debian.org/debian-archive/debian/ sarge main contrib non-free"
    "deb-src http://archive.debian.org/debian-archive/debian/ sarge main contrib non-free"
    "deb http://archive.debian.org/debian-archive/debian-security/ sarge/updates main contrib non-free"
    "deb-src http://archive.debian.org/debian-archive/debian-security/ sarge/updates main contrib non-free"


  5. 書き換えたバージョンアップデータでアップする。
    "# apt-get update"
    "# apt-get upgrade"
  6. 設問に答える
    sources.listに記述するURLがネットで得たものと違っていたせいもあってか、インストール時に問われる設問もネットのものと違っていた。
    確かやったことは。
    "Do you want system wide readable home directories? [Yes]"
    "What policy do you want to apply regarding keymaps ? [Don't touch keymap]"
    だけしか問われなかった。
  7. 再起動して、"telnet 192.168.0.100"でログインしてみると
    Trying 192.168.0.100...
    Connected to 192.168.0.100.
    Escape character is '^]'.
    Debian GNU/Linux 3.1 KURO-BOX
    よしっ。3.1になっていた。
■次に3.1(sarge)→4.0(etch)にしてみる。
  1. キャッシュ容量を増やしておく。
    これをしていなかったため、エラーが出たので先にやっておく。
    "# cd /etc/apt/"へ移動して
    viエディターで"apt.conf"ファイルを新規に造り、中身は
    "APT::Cache-Limit "100000000";"
    の1行でキャッシュ容量を増やす指定をしておく。
  2. ソースリスト"/etc/apt/sources.list"を書換える。
    これはネットで得たURLをviエディターで書き換えた。
    "deb http://ftp.jp.debian.org/debian etch main contrib non-free"
    "deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian etch main contrib non-free"
    "deb http://security.debian.org etch/updates main contrib non-free"
    "deb-src http://security.debian.org etch/updates main contrib non-free"

  3. 入手したバージョンアップデータでアップする。
    "# apt-get update"
    "# apt-get upgrade"
  4. 再起動して、"telnet 192.168.0.100"でログインしてみると
    Trying 192.168.0.100...
    Connected to 192.168.0.100.
    Escape character is '^]'.
    Debian GNU/Linux 4.0 KURO-BOX
    うむっ。4.0になっていた。
カーネルのバージョンアップばっかり追っていても、本来の目的である「玄箱をファイルサーバ化」にならないので、この辺で一旦バージョンアップは止めてアプリケーションのインストールを行う。→つづく

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大量のJPEG写真を渡すのに、嫁さんのご両親のためにパソコンの操作が楽な方がいい [続きを読む]

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