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(いまさらながら)玄箱でファイルサーバを作ってみる。(その1)

結婚式やら新婚旅行の写真をいろいろ親戚に見せなければならないのであるが、嫁さんが西方面ってこともあっておいそれと巡業している機会もない。
がうまいことに写真はJPEG、ムービーはMPEGとデータファイルとなっている。
そこで家でファイルサーバを立ち上げてそこへアクセスしてもらえばこの問題は解決すると考えた。
そんなことを思いついた矢先、HardOFFにて中古の「玄箱/HG」を発見。(4500円
NASとしてはちょい時代遅れの商品とはいえ、HGだしこの値段なら“買い”と判断。
それに今は会社で組み込み型Linuxの機器を開発し始めたので、家でも勉強がてら遊べると。

この玄箱をサーバ化にするには、カーネルをDebianに入れ替えてもろもろのアプリケーションをインストールする必要がある。
Linuxに対してはやっぱりLinuxってことで、ubuntuの入ったDynabook SS1610を使って設定してみた。
■玄箱HDDの初期化
  1. まずは手元にある適当なIDE HDD(250GB)を取り付けた。
    LANにつないで、電源オン。
    まずこの機器のIPアドレスを知るために、玄箱のサイトからダウンロードした
    "KuroBoxSetup.exe"を実行して玄箱のIPアドレスをサーチした。
    結果→192.168.0.4
  2. これを基にターミナルから"# telnet 192.168.0.4"で玄箱へログイン。
    ID="root"、Pass="kuroadmin"
  3. EMモードつーのにする。で、再起動。
    "# echo -n "NGNG" > /dev/fl3"
    "# reboot"
  4. 再度ログインして、玄箱HDDのパーティションを切る。さらにフォーマットをする。
    "# /sbin/mfdisk -e /dev/hda"
    "# sh /sbin/mkfilesystem.sh"
■Debianのイメージをftpを使って玄箱HDDへ送る。
  1. Web“玄箱うぉううぉう♪”さんの所から玄箱用Debianのイメージ
    debian_2006_06_10_dist.tgzをダウンロードしておく。
  2. 別途ターミナルを起動させ、上記イメージをダウンロードしたディレクトリまで移動する。
    そこからftpで玄箱につなぐ。(IDとパスを入力で、ftp可能に)
    "# ftp 192.168.0.4"
  3. 転送先である玄箱HDDの"/mnt2/share"へ送るためディレクトリ移動
    "ftp> cd /mnt2/share"
  4. 移動した先へイメージを転送
    "ftp> put debian_2006_06_10_dist.tgz"
  5. 転送できたか確認。
    "ftp> ls"
  6. ftp解除(fpt用のターミナルはこれで用済みなので終了)
    "ftp> exit"
■送ったイメージを展開
  1. 移動
    "# cd /mnt"
  2. 送ったイメージを展開
    "# tar zxvf /mnt2/share/debian_2006_06_10_dist.tgz"
    どば〜っとファイルが展開される。
  3. EMモードから抜けて、再起動。
    "# echo -n "OKOK" > /dev/fl3"
    "# reboot"
よし。とりあえず、Debianで動く所までは来た。
まだまだ設定をせねば。→つづく

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前回インストールしたDebianのバージョンは3.0。 これは別名“WOODY” [続きを読む]

受信: 2009/12/12 17:24

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