【Macintosh】デジカメの動画(AVCHD)をDVDにしてみた。
最近のデジカメはHDの動画が撮れる。
だけれど、そのデジカメ動画はDVDの動画フォーマットと違うので、DVDとして作成するにはDVD用としての動画フォーマットに変換する必要がある。
今回、奥さんの友人に「デジカメの動画をDVDにして欲しい」と頼まれた。
渡されたSDカードのAVCHDファイルをPCの変換ソフトを使って再エンコードさせてみる。
変換ソフトについては市販のソフトを購入するのではなく、フリーで提供されている"ffmpeg"を手持ちのIntel Macで(自分で)作って利用する。
ffmpegは以前PowerPC Macのとき作成済み。今回はIntel Macなので再度作成に挑戦する。
- SnowLeopardのインストールディスクから"Xcode"のインストールをした。
これでgccコンパイラが使える用になった。
- Finderで[アプリケーション]ー[ユーティリティ]ー[ターミナル]起動。
以後の操作は全てターミナル上でのキーの打ち込みとなる。
- "svn checkout svn://svn.ffmpeg.org/ffmpeg/trunk ffmpeg"と打ち込みffmpegのソースファイルを入手。
"ffmpeg"フォルダー内にもろもろのソースファイルが取得できた。
- "cd ffmpeg"
"./configure --disable-yasm"
と打ち込み、ビルド環境を整える。
(最初"./configre"だけだと、オプションを付けるようにと、怒られたので付けた。)
- "make"でビルド開始→完了。
これでUnix実行ファイルが出来上がった。
- "sudo make install"でパスワードを求められるので入力。
これでインストール完了。
- デジカメから抜き出したSDカードから"00000.MTS"がデジカメ動画ファイルだったのでHDDへコピー。
ファイルのプロパティを見たら1280x720、1.9GBもある。(@Д@;
4GBのSDカードだから動画で半分も占有しちゃうのね。
- さていよいよ、動画ファイルの変換。
ターミナルからコマンド打ち込み。
"ffmpeg -i 00000.MTS -aspect 16:9 -acodec ac3 -target ntsc-dvd -r 29.97 00001.mpeg"
- ところが、変換されたMPEGファイルは再生すると出だし2秒ぐらい静止画になってしまっているそのせいで、音声と同期が取れていないファイルが出来上がってしまった。
(いわゆる音ズレ。映像が遅くなってしまった分、2秒ぐらい音声が早くなっている感じ。)
- 元のMTSファイルの問題なのか、変換するffmpegの問題なのかわからないが、しかたがないので音声データの変換に対して"-async 2000"と、音声を2秒遅らすようオプションを追加した。
→"ffmpeg -i 00000.MTS -aspect 16:9 -acodec ac3 -async 2000 -target ntsc-dvd -r 29.97 00001.mpeg"
これで出来上がったMPEGファイルは頭2秒ぐらい静止画であるが、映像音声ともに同期が取れてるようになった。ヽ(´▽`)/
後はこのMPEGファイルを用いてDVDを作成すれば、完成!
"ffmpeg"はPowerPC Macでも作れるから後でやってみっかな。
| 固定リンク | 0
コメント