【液晶縦線】ジャンクIntel iMacを買ってみた。(その8)
液晶ケーブルを新たに結線することとは別に、以下のことも考えておく必要がある。
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■まずはディスプレイケーブルの結線 |
![]() そこへ実験用に使った(aitendoで購入した)30ピンのコネクタを一本一本(調べ上げた)ピン配置の表とにらめっこしながら半田付け。 半田付けした場所は熱収縮チューブでがっちり固定と絶縁。 ![]() 【↑ 例:自分はこうやった。】 |
■バックライトへの配線 |
![]() さらにコネクタの形状が違っていた。 ![]() しかもHOT側が2本に対してCOLD側が1本。(;´д`) そこは慌てず、使い物にならなかったNX70K/Tからバックライトの配線を切り取って、SAMSUNGの液晶へ移植した。 (COLD側は共有で1本にまとめて配線) こっちも、半田の接続部分には熱収縮チューブにて固定と絶縁を施した。(インバータ部分は特に高圧になっているので絶縁は必須!) 後はこの前作った延長のケーブルを付けてインバータとの接続はOK。 |
■仮の動作実験 |
![]() Intel iMacは電源部分がむき出しであるので、ショートしないようにプチプチシートで絶縁をしての動作実験。 ここまで(苦労して)きて、火花が散ったらシャレにならない。 ![]() ハイ。映りました〜♪ ヽ(´▽`)/ |
■金具への取り付け |
液晶も日々進化しているようで、純正のLGのよ横幅(388mm)に対してSAMSUNG側の横幅(382mm)が6mm程が小さくなっていた。(数値はメジャーによる実測値)![]() もちろん、横穴のネジ位置も違っていた。 つまり元々ある金具には取り付けられない。 ![]() ネジ穴が合わないので、位置合わせとして_ 左右の(取り付け)金具には、純正の液晶が付いているときに「描画エリアの部分に当たる場所」をマジックで印を付けて、新しい液晶を取り付けるときにその印を目当てにした。 ![]() 薬局で布のバンソコを買って、ケーブルが動かないように(抜けないように)液晶に止めた。 ![]() |
■最終組み立てと考察 |
![]() また光沢のある液晶になったので、映る絵には“しっとり感”がでた。 今回、iMac以外で同様のLGの17インチ液晶を採用した各社ノートPCたちも、(“蓋側”に搭載しているんだから熱とか関係なく)軒並みやられているようだし、Appleはこの液晶を採用したのが運の尽きだったのかな。 また無償で部品交換された(2chのスレッド情報では2011/05まで無償交換に応じていた模様)としても、同じ部品であるなら同様の症状に、いずれかは見舞われることでしょう。w (Youtubeに修理しても3回出たとアップしている人がいた。 ![]() 結局なんやかんやで、どんぶり勘定で1万円ぐらいかかった感じ。 クリスマスにアキバに行ったら、SOFMAPで縦線の入った17インチiMacが19800円で売られているのを見ると、今回の7350円(ハードオフにて)+部品代約1万+創作意欲(プライスレス)で復活できたので、(12月まるまるブログのネタになったし)十分満足でした。 ![]() このネタに(ブログのアクセス解析を見ていて)興味がある方も多いようだったので、資料となるものはいっぱい記述したつもりですが、バックライト等高圧の電気も扱う工作なので、安易には手を出さない方がいいと思います。 |
今年一年、定期的にブログを見てくださってありがとうございます。 来年も、創作意欲はまだあります ![]() それではよいお年を_ |
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コメント
通りすがりさん、コメントどーもです。
うちの復活17インチiMacは、ネットサーフィンやらAndroidソフト開発にまだまだ現役でがんばってます。
1920x1200 17 インチですか。すごいですねぇ。
このシリーズ17〜24インチまでありますね。
んで、24インチの解像度スペックは『24インチ(対角)ワイドスクリーンTFTアクティブマトリクス液晶、1920 × 1200ピクセルで約1,670万色表示』となっています。
つまり17インチでも今回の出展されているiMacのように、その解像度にできる能力があるというわけですね。
まぁシリーズを通してBIOSが共通なのでしょう。
で、起動時に接続している液晶に対してMac側が
「あなたの解像度はなに?」
ていうのに対して、液晶は
「1920x1200」って答えることで
Mac側がそれに見合った解像度にしていると思います。
なるので、配線さえしっかりやればアップスキャン等の回路はいらないと思います。
まず、この液晶を手に入れるのに一苦労でしょうね。
(ヤフオクにいっぱい出ているのかな?)
なので、私は手を出しませんでした。(ベタで1440x900と解像度の最大値を決め打ちしている可能性のリスクもあったので)
最近はアルミのジャンクiMacが20000円代で手に入るので、(Lionまで上げられるし)スピード面等を考えると、このネタを書いていた頃よりは「美味しさ」はだんだん失われている気がします。
投稿: じむ | 2013/09/14 09:49
はじめまして。
非常に興味のある記事を読ませていただきありがとうございます。
私は電子工作に関しては素人なのですごいと感心しております。
以前このモデルの次の Core2Duo T7200 MA590J/A を 1920x1200 17 インチに交換されている方がヤフオクで出品しておりました。
記憶では液晶パネルとその他の部品を交換したような事が書かれていました。
このようなアップスキャンするためにはどのようにすればよいかヒントだけでもいただければ助かります。
投稿: 通りすがり | 2013/09/13 12:17
reaさん、コメントど〜もです。
27インチiMacの液晶のコネクタは30Pinですか。
20オーバーの液晶のコネクタを調べたりしたりしたことがあるんですが、データシートに書かれていたのは、40Pinとかでした。
reaさんの情報で、余剰の4Pinはこの中に含んでいるのかなぁと感じましたね。
これら航空電子さんのコネクタが自由に手に入らないこともあって、
大型液晶モノはまだ手を出せない状態です。
(0.5mmピッチの半田付けを40Pin分やる気がないもんで。
家のPCたちは、IntelCPUだと良くてCore2Duoなので、そんな速さ実感してみたいですね。

まぁその分、“Macの数で補って”おります。
要は「質より量」っつーことで、次回のブログネタをお楽しみ。(意味深)
投稿: じむ | 2012/03/13 08:51
じむさん
ありがとうございます。
Lionを入れてみましたが、i5と増設したメモリーのおかげか、もともと
持っていたcore2Duoのmacbookとは比べられない位速いですね。
とりあえずは、月一帰宅と大物Junkの出現を楽しみに生きようとは
思っていたりします。
余談ですが27インチでも30ピンのコネクタでした。ただ、他に4ピンの
垂直同期用?と思われるケーブルが追加されています。
私もジャンク修理は好きなので、更新期待しております。
投稿: rea | 2012/03/12 22:57
reaさん、コメントどーもです。
暴走しているこんな記事ですが、何かの糧になってこちらとしてもうれしいです。
まぁ〜27インチですか。すごっ。
これが19800円だもんなぁ〜羨ましい…。
中国地方に転勤とのこと。
似たような境遇ですが、こちらはまだ電車で通えるのでなんとか耐えています。w
reaさんも早く関東に戻れることを祈っております。
投稿: じむ | 2012/03/11 12:50
はじめまして
ちょこちょこ読ませて頂いております。
転勤となり関東から中国地方に飛ばされショックの余り気を紛らせようと
近くのPCショップに通っていたところ、27インチのiMACのジャンクが有ったので
じむさんの記事を思い出し当方もチャレンジしてみました。
当方の物はマザー側の液晶コネクタ破損だったので、
変換基盤からコネクタを部品取りし無事に復旧しました。
付属品全付きで19800でしたので満足です。
チャレンジする勇気を頂きありがとうございました。
投稿: rea | 2012/03/10 23:50
いしさん、おめでとうございます。
メインマシンを復旧させることは止めませんけれど、危険な部分もあるので、作業には気をつけてください。

投稿: じむ | 2012/01/02 09:49
じむさんあけましておめでとうございます。
液晶交換お疲れ様でした。
縦線imacがメインのマシンなので時間があれば復旧させてやりたいと思ってます。
今後も楽しい記事を期待しております(^^)v
投稿: いし | 2012/01/01 21:38
SundayGamerさん。
あけましておめでとうございます。
ピン配置がわかれば何とかなるなとは思っていましが、それを確証するまでが一苦労でした。
もしかすると、(その9)もあるかもしれません。w
投稿: じむ | 2012/01/01 08:16
ということで、今年もよろしくです。
投稿: SundayGamer | 2012/01/01 07:44